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骨粗鬆症

骨粗鬆症は整形外科の病気というイメージかもしれませんが、当院では骨粗鬆症の発見、治療を積極的に行っています。
以前勤めていた水俣市は非常に高齢化が進んだ地域でしたが、私が診察していた糖尿病患者さんの中には、骨粗鬆症のある方が非常に多くいらっしゃいました。
骨粗鬆症自体は無症状ですが、いちど骨折すると非常に痛く苦しい思いをします。
また治るのには大変な時間がかかり、介護が必要となったり、施設入所を余儀なくされることもあります。
そのため「骨が折れる前に骨粗鬆症を見つけて治す」ことが非常に大切です。

須田立雄 ほか 編著:新 骨の科学 第2版 医歯薬出版:P253, 2016

当院では手指の第二中手骨の骨塩定量(DIP法)を調べることができます。
DIP法で骨密度が極めて低い場合は、腰椎・大腿骨の骨密度を調べるため江南病院(当院から450m、徒歩6分)へ精密検査(DEXA法)を依頼します。
検査結果は当院で説明しますので、患者さんは検査が終了したらそのまま当院に来ていただいて大丈夫です。

浜松ホトニクス株式会社「DIP法による骨塩定量検査について」より

骨粗鬆症の治療薬には毎日のむ内服薬以外にも月1回の内服薬や半年に1回の注射薬、年1回の点滴など、様々な薬剤があります。
当院では患者さんの年齢や性別、骨折リスク、腎機能などに応じて、適切な治療薬を選択し治療していきます。

注射剤の一つ、イベニティは1カ月に1回、「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」と診断された患者さんのみ保険適応となります。1月に2本ずつ腹部に注射し、12カ月継続します。
このような製剤を使用する患者さんは非常に骨密度が低いため、整形外科専門医と連携して治療を行います。

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